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物流倉庫の選び方で意識するべき6つのポイントと見学時の注意点

物流倉庫の種類

物流倉庫には主に2つの種類があります。
どちらを選ぶかによって運営体制が変わるため、自社にとってより良いと思われる方を選んでください。

種類1:物流不動産

物流不動産は、不動産会社が運営する倉庫のことです。
不動産会社であるため「倉庫を貸し出す」イメージであり、倉庫内のものの管理は倉庫を借りる側で行います。
つまり保管のための場所だけを貸すサービスです。
そのため賃貸料は賃借面積によって変動。
倉庫会社の倉庫では輸送や保管する商品の量により料金変動が起きるため、物流不動産の方が有利であるケースもあるでしょう。

物流不動産には「マルチテナント型」と「BTS型(Built To Suit)」の2種類があります。
マルチテナント型は複数の企業が借りることを前提とした建物です。
ひとつの建物でテナントを募集し、複数の企業で利用します。
対してBTS型は、ひとつの企業だけのために建設される倉庫用の建物のことです。
建物を使うのは1社に限られており、要望に合わせた設計・建設が行われます。

以上のように不動産会社によって倉庫を貸し出すサービスが、物流不動産と呼ばれるものです。
2つの種類があるため、目的に合わせて選べばニーズにあった使い方ができるようになるでしょう。

関連記事:マルチテナント型物流施設とは?物流施設の役割と今後

参考:LOGI FLAG|賃貸型冷凍冷蔵倉庫をはじめとする、環境に配慮した冷却設備や自動化設備を導入した先進的な物流施設を提供

種類2:倉庫会社の倉庫

倉庫会社の倉庫とは、倉庫の運営を行っている企業により提供されるサービスです。
保管のための場所だけではなく、商品の管理も倉庫会社に任せることになります。
つまり「倉庫+保管商品の管理」がセットになったサービスのことを指します。
物流不動産とは違い商品管理の必要性が生じるため、料金は保管する商品の量によって変わることがほとんどです。
保管商品の管理を任せる不安があるものの、管理のための工数を省きたい場合に有用でしょう。

関連記事:物流センターとは?物流倉庫の違いと種類について解説

参考:COLD X NETWORK|ケース単位からパレット複数まで、預けたい期間、必要なスペースだけ利用できる冷凍保管サービスを展開

物流不動産のメリット

物流倉庫の選び方においては、それぞれの特徴とメリットを知ることが大切です。
それでは物流不動産にはどのようなメリットがあるのか、3つの観点から解説します。

メリット1:物流業者にはないノウハウが手に入る

まずは物流業者にはないノウハウが手に入るのが大きなメリットと言えます。
不動産会社は不動産のプロであるため、物流業者とは異なった視点から差別化をはかっていることが多いもの。

物流業者は物流のプロであるからこそ、従来からの物流システムを採用する傾向です。
小さな時間の節約が積み重なり、日々の作業負担を減らし、生産性を高める結果となります。
その点不動産会社であれば、「物流」とは違う視点からのノウハウを採用したり、他の業種からノウハウを転用したりできます。
利用することでこれから活用できるノウハウを自社内に蓄積できる可能性が高まるでしょう。

たとえば先端技術に投資をしてきた不動産会社であれば、ロボットの知識があることもあります。
ロボットの知識を倉庫業務に転用すれば、ロボットによるピッキングや梱包により、業務効率が向上するでしょう。
そのため物流業者が提供するサービスとは違った面でノウハウを得られて、メリットが感じられるかもしれません。

メリット2:付帯するサービス施設が充実している

付帯するサービス施設が充実していることもメリットのひとつです。
たとえば施設内の一角にカフェやトイレを設けて、居心地の良い空間を作り出すなどが一例と言えます。
もし倉庫内におしゃれなカフェがあれば、休憩にも便利で、働く人の満足度も高まるはずです。

物流業者では倉庫業務を行うだけで、おしゃれな休憩所が作られていることはほとんどありません。
倉庫は倉庫であり、ただ商品を保管したり輸送したりするためだけの場所とされます。
長年にわたり不動産を扱ってきた企業であるからこそできる、ホスピタリティの高さは物流業者にはないメリットです。

メリット3:常にトレンドを取り入れている

トレンドをいち早く取り入れていることも物流不動産のメリットと言えるでしょう。
一般的に倉庫会社の倉庫は、長期にわたり使用する前提で建設されるため、トレンドが取り入れられていないことが多いものです。
天災に強くないつくりになっていたり、通過型の物流に対応していなかったりすることもあります。

しかし物流不動産は近年になり建てられた建物が多く、トレンドが積極的に取り入れられている傾向です。
新しい形の物流を求めるならば、物流不動産の方がメリットが大きく感じられるかもしれません。

物流不動産を選ぶ際に確認したいポイント

続いて物流倉庫の選び方について見ていきましょう。
物流不動産を選ぶなら、次のようなポイントを確認してください。

ポイント1:面積

まず確認したいところは倉庫の面積です。
保管したい商品や作業スペースを考えて、必要となる面積を算出してください。
そして算出された面積が確保できる倉庫を選ばなければなりません。

ただし物流不動産の賃料は面積により決まります。
広すぎる場所を借りてしまうと、無駄に賃料がかかることになるでしょう。
広すぎず狭すぎない、適切な面積で借りることが大切です。

ポイント2:エリア

物流不動産があるエリアも重要なポイントです。
配送先へのアクセスが良ければ配送効率が高まり、燃料費も抑えられるでしょう。
またアクセスが良い場所であれば、倉庫で働く従業員の採用もスムーズになる可能性があります。

倉庫の料金は立地により変わることもあるでしょう。
利便性が高いことと、予算面を含めてエリアを選択してください。

ポイント3:金額

続いては金額についてです。
前項のエリアのところでも触れましたが、立地により倉庫の料金は変わります。
また面積によって変わることも解説しました。
適切な面積であり、良い立地である物流不動産の中から、予算に合うところを選ぶことは重要です。
物流倉庫の選び方のポイントの中でも、現実的な面で影響する部分なので慎重に検討しましょう。

ポイント4:付帯するサービス施設

サービス施設で選ぶのも方法のひとつです。
物流不動産にはさまざまなサービス施設が付帯しています。
前述したようにきれいなカフェやトイレが併設されているところ、女性の視点から使いやすい水回り設備などです。
使い勝手の良い施設が揃っていれば、働く人のモチベーションが上がり、作業効率も高まるかもしれません。
付帯するサービス施設にも目を向けてみてください。

ポイント5:免震構造・BCP

確認したい最後のポイントは、免震構造とBCPについてです。
物流不動産の中には、BCP対策の一環として免震構造を採用しているところも多く見られます。
非常用の電源が設置されているなど、もしもの災害の際のサービスに特化している倉庫です。

倉庫会社を利用するメリット

それでは倉庫会社を利用するメリットとはどのようなものでしょうか?
具体的なメリットを4つピックアップしました。

メリット1:コストを削減できる

コストの削減に役立つことが第一のメリットです。
物流業務には受注から在庫管理、検品、発注など、さまざまな肯定がありコストがかかります。
物流倉庫にすべての業務を任せると、自社で行うよりもコストを削減できる可能性が高まります。
在庫を保管するための場所も必要ありませんし、物流に関する人材を雇う必要もありません。
結果的に委託料金が発生したとしても、最終的にコスト削減につながるケースが多いことがメリットと言えます。

関連記事:物流コストとは?費用内訳を減らす方法について

メリット2:作業ミスを削減できる

倉庫会社を利用すると、作業ミスも削減できるようになります。
物流にはさまざまな肯定があり、ノウハウが蓄積されていなければミスが起こりやすい部分でもあります。
しかし物流倉庫では、物流の専門スタッフが担当してくれるため、ミスが起こりにくい環境が整えられています。
在庫状況やロットも常に管理されていて、商品の保管環境も整っていることでしょう。

また人為的なミスが起こらないように、システムも整えられているはずです。
作業ミスを削減することでクレームの発生を抑え、顧客満足度を向上させる効果が期待できます。

メリット3:コア業務に専念できる

続いてはコア業務に専念できるようになることです。
自社内から物流業務に携わる人員を割こうとすると、どうしてもコア業務がおろそかになりがちです。
しかし選び方に気をつけながら物流倉庫を選べば、自社内の人員を割くことなく、本来の業務に専念できるようになります。

物流倉庫に業務を委託すれば、商品管理から発送まで任せられるでしょう。
結果的に本来するべき業務の効率性が向上し、事業の発展につながるかもしれません。

メリット4:顧客満足度の向上につながる

顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
物流倉庫ではこれまでに蓄積されてきた、さまざまなノウハウを保有しています。
そのため適切な商品管理や梱包、発送ができるようになり、最終的に商品を受け取った顧客の満足度が高まりやすい傾向です。
出荷のミスや欠品のリスクを減らせれば、消費者から不信感を抱かれることも少なくなるでしょう。
顧客満足度向上を目指すなら、物流倉庫を利用することにメリットがあるかもしれません。

倉庫会社を選ぶ際に確認したいポイント

倉庫会社の利用には数々のメリットがありますが、選ぶ際には確認しておきたいポイントもあります。
それでは選び方のポイントについて、6つの観点から見ていきましょう。

ポイント1:倉庫の立地は良好であるか

まずは倉庫の立地が良好であるかどうかです。
物流にとって立地は重要なポイントとなります。
なぜなら商品の仕入れ先や配送会社に近い方が、効率よく荷物を運べるためです。
場合によっては、高速道路や湾岸、鉄道などに近い場所にある物流倉庫の方が、荷物の輸送にとって有利かもしれません。
物流倉庫の選び方では、倉庫の立地が自社の商品にとって理想的な場所であるかどうかを確認することが重要です。

ポイント2:自社で取り扱っている商品に適しているか

自社で取り扱っている商品に適しているかどうかも確認したいポイントのひとつです。
商品によっては保管の温度や環境が特殊なこともあるでしょう。
たとえば食品や医薬品、アパレル製品などが該当します。
該当する分野においては、物流倉庫の選び方において、自社が取り扱っている商品に適した環境で保管できるかをあらかじめ確認してください。

ポイント3:コスト削減が可能であるか

続いてはコスト削減が可能であるかどうか。
輸送費・保管費・荷役費・梱包費・人件費などを含めて、自社で行うよりもコストが削減できるか考えてみてください。
物流にはさまざまなコストがかかりますが、ともすれば委託費用を支払ってもコストを削減できるかもしれません。
コストが削減できれば、自然と純利益は伸びていきます。
企業にとって重要なポイントであるため、コスト削減率を算出してから物流倉庫を選びましょう。

ポイント4:サービス内容が充実しているか

サービスの内容が充実しているかも確認しておきたいものです。
物流倉庫によって、提供されるサービスは異なります。
たとえばオプションサービスでラッピングや同梱に対応していることもあれば、オプションがつけられないこともあるでしょう。

商品の保管体制においても、温度管理や防虫対策において違いが生じます。
自社で取り扱っている商品や要望によって、必要となるサービスは変わるものです。
サービス内容を確認して、適していると感じる物流倉庫を選ぶことがポイントのひとつとなります。

ポイント5:出荷波動に柔軟な対応が可能であるか

選び方のポイントのひとつが、出荷波動に柔軟な対応が可能であるかどうかです。
クリスマスやお中元・お歳暮、セールなどのタイミングで、遅延が起こる可能性が低くなります。

出荷波動とは季節ごとのイベントやキャンペーン、セールなどによる物流量の変動のことです。
イベントがあり多くの人が贈り物をしたいと思えば、物流量は多くなります。
またセールやキャンペーンがあれば、ご自身用として多くのものを買うかもしれません。
出荷波動が大きいタイミングでは遅延が起こりやすくなるものです。
しかし物流倉庫によっては人員配置や加工の変更によって柔軟に対応してもらえることがあります。
物流倉庫の選び方のポイントとして、出荷波動への柔軟性も確認しておきたいものです。

ポイント6:サポート体制が整っているか

サポート体制が整っているかも確認しましょう。
もしものトラブルの際に頼りになるのは、迅速なサポート体制。
たとえばなかなか連絡が取れない場合、物流業務が滞ってしまう恐れがあります。

またシステムの連携ができるサポートが整っていると、リアルタイムで在庫の確認ができるようになるなどの利便性が生まれます。
物流倉庫のサポート体制は使いやすさを左右するため、選び方において重要なポイントだと言えるでしょう。

物流倉庫を見学する際のポイント

【見学時のチェックポイント】

  • 物件情報・図面・面積を確認する
  • 倉庫の環境について確認する
  • 無料で使えるサービス施設の充実度を見る
  • 入荷から出荷までの流れがスムーズに行えるかシミュレーションする
  • 提供されるサービスを確認する

見学をする際にはまず、物件について図面や面積を確認しましょう。
物件全体を見て、作業をするのに問題のない面積が確保されているでしょうか?
商品を保管するために適切な環境が整えられているかどうかも確認したいポイントです。

そして物流不動産であれば、無料で使えるサービス施設が充実していたほうが働きやすい環境となります。
提供されるサービス全般も含めて、より良い環境が整っている倉庫を選ぶことが大切です。

物流倉庫の選び方は実際に確認してから

いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、物流倉庫の選び方や物流不動産と倉庫会社との違いについてご理解いただけたと思います。
倉庫にはさまざまな種類があり、倉庫の種類によりメリットが変わります。
選び方のポイントやそれぞれのメリットを知っておくことが、成功のためのポイントとも言えるでしょう。

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東京流通センターの入居者様の声

日野システック株式会社様

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東京流通センターのフロアプラン

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東京流通センター物流ビルA棟のフロアプラン