目次
倉庫レイアウトとは、倉庫内の商品の保管場所や保管方法を決めることです。
作業の効率化を向上させるためには、倉庫レイアウト設計が根本的な改善策となります。
物流改善を目的としたレイアウトを意識するようにしましょう。
物流改善を目的とした倉庫レイアウトは、作業の効率化を実現できます。
レイアウトの設計には、まず倉庫内の作業内容を把握することが重要です。
各スペースでどのような作業が行われているのか、どれくらいの時間が費やされているのかを一つ一つ確認し、問題点が無いかを考えていきましょう。
一般的な倉庫の作業内容は、入荷→検品→ピッキング→梱包→出荷の工程です。
それぞれの作業内容で頻繁にトラブルや人的ミスが多発している場合は、倉庫レイアウトを改善する必要があります。
作業スタッフがスムーズに働きやすい動線を意識したレイアウトを構築していきましょう。
倉庫レイアウトは、コストの大幅な削減にも繋がります。
作業の工程を一つ一つ挙げていくと、場合によっては無駄な作業内容が見つかるはずです。
例えば、倉庫スペースが余っている場合は作業量の多い業務のスペースを拡張することで、「作業スペースの無駄」を無くすことができます。
レイアウトを見直すことは、デッドスペースの撲滅や倉庫のレンタル費用の削減になります。
倉庫内でミスやトラブルが起こると、荷主様やエンドユーザーに多大な迷惑をかけてしまいます。作業スタッフの数や在庫数、設備が整っていない場合は倉庫レイアウトの見直しを図りましょう。
棚卸ミスや誤発送といった些細なミスも、積み重なっていくと大きな問題を引き起こしかねません。
同様に、倉庫で事故が起こると作業スタッフに怪我をさせてしまうばかりか、行政指導が下される可能性があります。
リードタイムとは、発注から商品をお客様にお届けするまでの時間を指します。
倉庫レイアウトの見直しは作業効率の向上となることから、出荷リードタイムの軽減にも繋がります。
例えば、1日あたり300件出荷がある場合、1件あたりの作業工程を3分短縮できれば、計900分の作業時間削減につながります。
つまり、作業時間削減=これまで以上に1日の商品出荷件数を増やすことができ、出荷リードタイムが大幅に軽減できるのです。
手元に届く日数が短縮されることで、お客様の満足度は高まり、さらなる売上伸長に寄与することでしょう。
倉庫レイアウトは、基本的に「I型」と「U型」に分けられます。
倉庫内の構成は効率的に作業が行える無駄のない仕組みづくり、つまり「動線」が練られたレイアウトが必須です。機能性を重視したレイアウトなら、無駄なスペースを排除した移動距離の短縮が図れ、作業効率だけでなくコスト削減にもつながります。
ここでは、倉庫レイアウトの基本についてご紹介します。
倉庫レイアウトは、設備や作業スタッフ、作業スペースなどの「動線」を適切に構築することが重要です。
倉庫内の業務は、入荷から始まり、検品、保管、移動、ピッキング、梱包、出荷、棚卸までを指します。作業の動線が一筆書きの線のように最短の流れであることが、移動距離と移動時間の短縮に繋がります。
作業がスムーズに進むよう、各作業場や保管スペース、荷受け場が適切な配置に置かれているか見直していきましょう。
I型とは、入荷から出荷までの作業スペースをアルファベットの「I」のように直線に並べたレイアウトのことを指します。
I型のメリットは、入口で荷受けをして出口で出荷作業を行えるため、商品が混在してしまうリスクがありません。商品の流れは一直線でシンプルなため、棚卸の際に点数漏れや在庫過多になるトラブルも防ぎやすいです。
また、倉庫内のスペースが狭くてもレイアウトしやすいメリットも挙げられます。
ただし、広い倉庫の場合は端と端に距離感が生まれてしまい、コミュニケーションが取りづらいデメリットも。倉庫の広さや形状に適しているかを検討しましょう。
U型とは、入荷から出荷までの作業スペースをアルファベットの「U」を描くように配置したレイアウトを指します。
U型のメリットは、入荷と出荷が隣り合わせとなるので工程が把握しやすく改善策を練りやすいことです。さらに複数の作業スタッフが仕事をしていても邪魔にならないばかりか、コミュニケーションが取りやすいというメリットが挙げられます。
U型のレイアウトは、入口と出口が同じ倉庫に適しています。
しかし、十分な作業スペースが確保できている作業場向きの配置なので、自社倉庫がU型に適しているか注意しましょう。
レイアウトの設計は一度決めると練り直しは難しいため、構成時にしっかりと作業効率を重視した配置を考えるようにしましょう。
ここでは、作業効率化を向上させる倉庫レイアウトの注視すべきポイントを5つ解説します。
第一に、倉庫内の作業内容である入荷から出荷までの流れを正確に把握することです。
以下は、一般的な倉庫内の作業の流れです。
現状の作業内容を一つ一つ確認し、無駄な業務または時間がかかっている業務がないか見直しましょう。作業効率を重視した上で、確保すべきスペースや人員を決めてレイアウトしていきます。
倉庫運営において問題視されるものが「保管効率」です。
保管効率とは、決められたスペースにどれだけの商品を保管できているかを示した指標のこと。
保管スペースに商品が収まらなければ在庫過多となり、スペースが不足して業務が滞ってしまいます。
しかし、保管効率だけを優先してしまうことは危険です。
「保管スペースが不足しているし、とりあえず空いた場所に置いておこう」と出荷頻度を考えずに収納してしまうと、作業効率が低くなってしまうことでしょう。
作業効率と保管効率のバランスの取れたレイアウトを考えましょう。
前項で少しご説明しましたが、倉庫のレイアウトは動線を意識した一筆書きを心がけましょう。
入荷から出荷までの作業工程を効率的に進められるので、倉庫のレイアウトは「I型」と「U型」のように一筆書きの動線であることが望ましいです。
倉庫レイアウトは一筆書きの流れが理想とされていますが、倉庫の種類によっては例外もあります。
例えば、在庫を多く持つ倉庫では保管期間が長くなることが懸念されますよね。商品ごとに合わせた保管方法や出入りが激しい商品は手前に配置するなどのピッキング作業を重視したレイアウトを設計しましょう。
このように、必ずしも「I型」または「U型」のレイアウトが正しいとは限りません。
自社倉庫に適したレイアウト構築のためにも、作業工程や問題点の見直しをしましょう。
商品を一時的に保管するための空きスペースを確保することも重要です。
作業に必要なスペースや入出荷時に保管する在庫場所は確保していても、突発的な在庫が発生した場合、「とりあえずここに置いておこう」と適当な場所に置いてしまうと、後になって探す手間がかかってしまい、あまりにも非効率です。
無駄な作業やスペースを洗い出し、イレギュラー時にも対応できるよう空きスペースを確保するようにしましょう。
「効率的」「コスト削減」「リードタイムの軽減」こうした目的が満たされた倉庫レイアウトが理想とされていますが、何より重視すべきなことは「安全面」です。
安全に作業が行われているかを再度見直し、レイアウトを設計しましょう。
ここでは、以下2つのポイントをまとめています。
レイアウトを一筆書きにすれば工程は一直線の流れですが、点検時等でスタッフが持ち場を行き来することはありますよね。
その際に、通路幅が狭いとぶつかってケガをしたり、商品に傷をつけてしまう可能性があります。
安全面を考慮して、すれ違ってもぶつからない程度の通路幅は確保するようにしましょう。
テープを貼ることで、商品の保管スペースや空きスペースが可視化されます。ほかのスタッフたちにも「商品はこの区画に保管しておく」といった共通認識をもつこともできるでしょう。
動線を誰でもわかるようにしておくことで、商品に気付かず踏んでしまったり、かわそうとして人とぶつかってしまう事故を防げます。
倉庫内の事故を未然に防ぐために、ラインテープは重要な役割を担うのです。
いかがだったでしょうか。
今回は、倉庫レイアウトを改善することで作業効率が向上する仕組みについてご紹介しました。
レイアウトの見直しは、作業内容の効率化に繋がるだけでなく、コストの削減やリードタイムの軽減、安全面の再構築を果たします。
この記事を読んでいただいたことで、倉庫レイアウトの重要性をご理解いただけたのではないでしょうか。
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