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物流倉庫には空調が無くとも問題が無い場合もあります。しかし、設置されていないと業務に支障が生じることも珍しくありません。なぜ空調設備が必要になるのか、2つの観点からその理由を解説します。
まず、従業員の健康管理のために必要であることが一つ目の理由です。
空調設備の無い倉庫では、冬は寒く、夏は厳しい暑さになります。
倉庫区画は外部との断熱が効いているものの、真夏の暑さの中、空調がない状態で労働を続けると熱中症を発症する可能性があります。
また、重篤な症状を発症せずとも体調を崩したり、集中力や注意力が低下してミスが増えるリスクも考えられます。
物流倉庫では従業員の健康を守るためにも、空調設備を設置する必要があります。
物流倉庫で空調設備が必要な理由の二つ目は、保管物の品質を維持するためです。
たとえ常温での保管が可能な商品でも、厳しい暑さや寒さにさらされると品質が劣化することがあります。
特に近年は気温の変動が激しく、常温での保管が難しい場合も増えています。空調設備を設置することで、商品に適した環境を整えることができ、商品を適切な環境で保管することが可能となるのです。
物流倉庫での空調設備の設置にはメリットがあります。
しかし、これから設置を検討する場合、まずは空調設備の機能について理解し、適切な使い方を知っておくことが大切です。
物流倉庫に適した空調設備の機能として、次の4つが挙げられます。
倉庫内に設置する空調設備として適している業務用エアコンには、「個別運転」という機能があります。この機能があれば、倉庫内のエリアごとにオン・オフの切り替えが可能です。
例えば、倉庫内に環境変化に強い商品と、一定の温度を保つ必要がある商品が混在している場合、すべての場所で空調を運転すると光熱費が増加します。
しかし、個別運転機能を活用することで、温度変化に弱い商品があるエリアだけに空調を効かせることができます。
この機能により、コストを抑えつつ、商品に適した環境を整えることができます。
「自動清掃機能」は、倉庫に設置する空調設備に特に推奨される機能です。倉庫内ではホコリや粉塵が舞うこともあります。
しかし、この機能が搭載されている空調設備であれば、ホコリや粉塵を自動的に除去します。
これにより、人が掃除する手間を省き、業務効率化を実現できます。
また、ホコリの蓄積によって発生するカビや悪臭を防げる点も大きなメリットです。
ホコリの蓄積に悩む倉庫では、自動清掃機能を搭載した空調設備の導入が効果的です。
空気清浄機能も、自動清掃機能と似た性質を持つ便利な機能です。空中に舞うホコリやチリを換気によって外部に排出します。
物流倉庫によっては、窓を開けて換気をするのが難しい場合があります。
特に、温度変化を嫌う商品を保管している倉庫では、真夏や真冬に窓を開けることが難しいケースもあるでしょう。
しかし、作業員が空気中の不純物を吸い込むと健康被害が発生する可能性があります。
空気清浄機能が搭載された空調設備であれば、窓を開けなくても換気が可能です。
自動清掃機能と組み合わせることで、さらに快適で衛生的な環境を実現できます。
物流倉庫の空調設備に適した機能として、温湿度管理機能も重要です。
たとえ常温保管が可能な商品であっても、温度や湿度を適切に管理しなければ劣化のリスクがあります。
特に湿度は空調単体で管理するのが難しく、商品に悪影響を与える可能性があります。
温湿度管理機能が搭載された空調設備であれば、温度だけでなく湿度も管理可能です。
これにより、商品の品質を維持すると同時に、作業員の快適性を向上させることができます。
この機能は、商品保管と作業効率の両面で非常に有用です。
物流倉庫に空調設備があると、さまざまな点でメリットが得られます。
では、これから空調設備を選ぶ際には、どのように選べば良いのでしょうか?
物流倉庫の空調設備を選ぶ際のポイントについて解説します。
空調設備を選ぶ際には、まず熱負荷の計算を行う必要があります。
熱負荷とは、空間内の温度を設定どおりに保つための熱量のことです。
冷房では熱を除去するための熱量、暖房では熱を供給するための熱量を指します。
熱負荷は空間の広さや用途、空間内にいる人数によって変わります。
そのため、倉庫に適した熱負荷を算出する必要があります。
適切な熱負荷を基に空調設備を選ぶことで、倉庫内の環境を快適に保ちながら光熱費を節約できます。また、空調設備の故障リスクも低減されるため、冷房負荷・暖房負荷を計算したうえで最適な空調設備を選択してください。
設置場所も空調設備を選ぶ際の重要なポイントの一つです。設置場所によって、適した空調設備の機種が異なるためです。
設置場所によって異なるのは、温度や湿度を調整したい場所が設置場所からどれほど離れているかという点です。
例えば、風量の大きい機種は50m先まで冷風・温風を届けることができます。
しかし、設置場所が近距離の場合、それほど風量が必要ない場合もあります。
設置場所と効果を期待する場所の距離を考慮することで、倉庫内での空調設備の選択が容易になります。
物流倉庫に空調設備を導入する際には、工事の期間も考慮する必要があります。特に天井埋め込みカセット形やダクト形の場合、工事規模が大きくなり、工事期間も長くなる傾向があります。
工事中は物流倉庫が使用できなくなるため、倉庫の利用に支障が出ないように工事期間を考慮した製品選びが求められます。
最後のポイントは、空調設備の設置や運転にかかるコストを計算することです。
空調設備は設置時にコストが発生しますが、それ以外にもランニングコストがかかります。
使用期間中は常に光熱費が発生し、さらにメンテナンスにコストが必要になる場合もあります。
規模の大きな工事が必要な場合、初期コストが高額になることも考えられます。風量の大きな空調設備ほど導入コストが高い傾向があります。
物流倉庫内で使用する空調設備を選ぶ際には、設置や運転にかかるコストを試算し、予算内に収まる製品を選択してください。
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倉庫で働く従業員にとって快適な環境が整備されており、空調を設置することでさらに働きやすい環境を実現できます。
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今回は、物流倉庫に設置したい空調設備について解説しました。
自社にとって空調設備が必要かどうか判断する材料となりましたか?物流倉庫内では従業員が働き、大切な商品を保管することとなります。
従業員の健康を守り、商品の劣化を防ぐためには空調設備が有効です。
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